どうして？パソコンの電源がつかない8つの原因

 

パソコンの電源が入らない時の対処法

 

パソコンの電源が入らないとき、何が原因か分からず困ってしまいますよね。

ここでは、その原因と対処法をわかりやすく解説します。

 

8つの原因と対処法

 

電源ケーブルの問題

 

 

ケーブルがしっかりと接続されているか確認しましょう。
ケーブルに破損がないか、他のデバイスで確認してみるのも有効です。

 

また、パソコンの電源が入らない原因の一つに、延長コードによる電力不足があります。

延長コードは、長くなるほど電気が通りにくくなり、パソコンがちゃんと動かなくなることがあります。

 

コードの長さによって電気が減ってしまいます。例えば、10メートルのケーブル長で2～3V減ってしまいます。

この場合、延長コードを使わずに、壁のコンセントから直接パソコンに電源をとると改善するかもしれません。

 

また、もっと大きな電力を流せる延長コードに変えるか、延長コードの使用を控えると良いです。

さらに、たくさんの電気製品を一つの延長コードに繋ぐと、電気が足りなくなってパソコンが動かないことがあります。

 

その場合、電源ケーブルをもう一度繋ぎ直してみてください。

 

電源ケーブル類の故障や劣化

 

 

パソコンの電源が入らない原因として、電源ケーブルの故障や古くなってしまったことがあります。

ケーブルが壊れていたり、コンセントにしっかり刺さっていないと、パソコンに電気が届きません。

 

まず、電源ケーブルがちゃんと繋がっているか確認しましょう。

問題がない場合は、別の電源ケーブルを使ってパソコンを試してみてください。

 

 

また、電源タップの劣化や故障も原因となっている場合があります。

電源タップが変色していたり変形していたりする場合は、即座に使用を止め、新しい電源タップに交換してください。

 

そのまま使用を続けると、火災の原因になりますので注意してください。

 

電源ボタンの故障

 

 

パソコンの電源が入らない原因の一つとして、電源ボタンの故障が考えられます。

まず、電源ボタンを長押ししてみて、反応があるか確認してください。

 

通常、電源ボタンを数秒間押し続けると、パソコンが強制的に起動することがあります。

もし反応がない場合は、以下の点を確認してみてください。

 

1. 電源ボタンの感触

 

押したときに通常の感触があるかどうかを確認してください。

ボタンがぐらぐらしていたり、押しても何の感触もない場合、ボタン自体が物理的に壊れている可能性があります。

 

2. LEDランプの確認

 

 

電源ボタンを押したときに、パソコン本体や電源ボタン付近のLEDランプが点灯するか確認してください。

これにより、電源が一部通っているかどうかを判断できます。

 

もしこれらの確認を行ってもパソコンが起動しない場合は、電源ボタンの故障が疑われます。

この場合、以下の対応を検討してください。

 

●修理依頼

 

電源ボタンの故障の場合は修理が必要です。メーカーや専門の修理業者に依頼してください。

電源ボタンの修理は、自分で行うとパソコン全体に影響を及ぼす可能性があるため、専門家に任せることをおすすめします。

 

●外部電源ボタンの利用

 

一部のパソコンでは、外部の電源ボタンやリモートスイッチを利用できる場合があります。取扱説明書を確認して、こうした代替手段が利用可能かどうか調べてみてください。

 

電源ボタンが故障すると、パソコンの使用が困難になるため、早めの対処が重要です。

適切な方法で問題を解決し、パソコンを再び使えるようにしましょう。

 

バッテリー切れやバッテリーの劣化

 

 

ノートパソコンの場合、バッテリーが十分に充電されていないことや、古くなってしまったことが考えられます。

バッテリーは使い続けるとだんだん悪くなっていき、ずっと使い続けることはできません。だいたい2〜5年くらいで寿命がきます。

 

バッテリーの寿命は、パソコンをどんな場所で使うかや温度によっても変わりますが、充電したり使い切ったりする回数が約300〜500回くらいになると、バッテリーが弱くなってしまいます。

 

その結果、ACアダプター（充電器）につないでいないと電源が入らなくなったり、急に電源が切れてしまったりすることがあります。

 

特に、バッテリーの寿命や劣化により膨張してしまった場合、パソコン本体の変形や故障に繋がる可能性、そして火災の原因となってしまうことがあるため、注意が必要です。

 

電源ユニットの故障

 

 

デスクトップパソコンの場合、内部の電源ユニットが故障していることがあります。

この場合、修理や交換が必要です。

 

過熱保護機能の作動

過熱による自動シャットダウンが発生しているかもしれません。

パソコンの電源を入れずにしばらく放置して冷えるのを待ち、再度電源が入るか試してみてください。

 

また使用している環境を見直してみて、窓を開けたりエアコンの冷房を使用して、室温を下げることも効果的です。

特にパソコンの処理が重い作業を連続して行っていると、いつの間にかパソコン内部の温度が上昇していることがありますので注意が必要です。

 

周辺機器の問題

 

 

USBデバイスや他の周辺機器が問題を引き起こしている可能性があります。

電源ケーブル以外で起動するのに必要のないものを、すべて取り外して起動するか試してみてください。

 

BIOS設定の問題

BIOS設定が誤って変更されていることがあります。BIOSをリセットしてみると良いでしょう。

ただし、誤った操作をしてしまうと起動しなくなったり、使えていた機能がおかしくなったりしますので、不用意に設定を変更することは避けましょう。

 

ハードウェアの故障

メモリやハードディスクなどの内部ハードウェアが故障している場合、再び使えるようにするためには修理が必要です。

 

パソコンショップやメーカーに修理依頼

 

購入したパソコンショップやメーカーに修理を依頼しましょう。

 

自分で修理する場合

 

原因が特定できている場合、自分で適切なパーツを探して購入し、換装する方法もあります。
ただし、これには正しい知識と経験が必要です。注意して行ってください。

 

保証の確認

 

自分で修理を行うと、メーカーの保証が受けられなくなる場合があります。
まずは正規の方法で修理を依頼することが重要です。

 

以上の点を踏まえて、適切な方法でパソコンの修理を行いましょう。

 

まとめ

 

パソコンの電源が入らない原因は多岐にわたりますが、基本的なチェックポイントを押さえることで、自分でも対処できることが多いです。

 

まずはここで紹介した対処法を試してみて、それでも解決しない場合は専門の修理業者に相談することをおすすめします。

 

以前の記事でパソコンが起動しない問題について触れていますので、もしよろしければこちらもご一緒にご覧ください。

 

パソコン起動しない!?立ち上がらない時の対処法