中古パソコンにグラフィックボードは増設できる?増設のポイントを解説
最新のゲームを楽しむため、高性能なグラフィックボード(グラボ)が欠かせないという方は多いですよね。しかし、高い性能を求めるとなると、それだけ価格も上がってしまいます。そのため、中古のパソコンを購入し、後から自分でグラボを増設するという選択を考えている人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、中古パソコンにグラボを増設する際のポイントを紹介します。まずは何を確認するべきなのか、その方法について解説します。
1. パソコンのスペック確認
中古パソコンを選ぶ際、最初に確認するべきはパソコンのスペックです。CPUやメモリ、SSDやHDDの容量など、パソコンの性能を支える重要なパーツのスペックをチェックしましょう。
それぞれのパーツがゲームの必要スペックを満たしているかどうかを見極めることが大切です。
また、中古パソコンのOSも重要なチェックポイントです。2023年7月現在、最新のWindowsは版はWindows 11ですが、Windows 10でも十分に最新のゲームは動作します。
やりたいゲームが、最新OSのWindows 11に対応してるかどうかもチェックしましょう。対応していない場合は、Windows 10を選択する必要があります。
2. グラフィックボードの選び方
次に、グラボの選び方について説明します。初心者の方は「どのグラボを選べば良いの?」と思うかもしれません。
市場には数多くのグラボが存在しますが、主にNVIDIAの「GTX」や「RTX」シリーズ、AMDの「Radeon」シリーズなどが人気です。
GPUのスペックだけでなく、メモリ容量も重要な選択ポイントとなります。4GBのものから8GB、16GBと様々な容量のものがありますが、最新のゲームを高画質でプレイするには最低でも4GB、できれば8GB以上のものがおすすめです。
コストパフォーマンスで選ぶなら下記から選ぶと良いです。2023年7月現在。
GeForce GTX 1650
TDP(消費電力が)75wです。
ベンチマークスコア(性能)は9506
価格は16.280円
GeForce GTX 1030
TDP(消費電力が)30wです。
ベンチマークスコア(性能)は3103
価格は11.600円
更にグラフィックボードを調べたい場合は、GPUの比較サイトを見てみましょう。
3. パソコンの電源ユニットの容量を確認
電源ユニットの容量を確認することも忘れてはなりません。
グラフィックボードの増設には十分な電源供給が必要で、新たに追加したグラボが必要とする電力量を、現在の電源ユニットが供給できるかを確認しましょう。
電源ユニットの容量が不足していると、パソコンが正常に動作しなかったり、最悪の場合、パソコン自体が故障する可能性もあります。
多くのグラボの製品情報には、推奨される電源容量が記載されていますので、それを参考にしつつ、
パソコンの他のパーツが必要とする電力量も考慮して、電源ユニットが十分な容量を持っているかを確認してください。
もし電源容量が不足している場合は、電源ユニット自体の交換も視野に入れるべきです。
電源ユニットの交換は、自分で行うことも可能ですが、専門的な知識が必要となるため、不安な方は専門店に依頼することをおすすめします。
4. パソコンとグラボの互換性確認
パソコンとグラボの互換性を確認することも大切です。パソコン側がグラボをサポートしているか、グラボのサイズがパソコンのケースに収まるか、電源ユニットがグラボの動作に必要な電力を供給できるかなど、いくつかのポイントをチェックする必要があります。
特に、デスクトップパソコンとノートパソコンでは、グラボの増設・交換の可否が大きく異なります。デスクトップパソコンであれば、一部のモデルを除き、基本的にはグラボの増設・交換が可能です。一方、ノートパソコンの多くはグラボが内蔵されており、交換が難しいものが多いので注意が必要です。
5. グラボの取り付け
選んだグラボの取り付けは、PCの内部に手を加える作業となりますので、初心者の方は専門店に依頼するのも一つの選択肢です。
しかし、自作PCの知識がある方であれば、自分で取り付けることも可能です。
自分で取り付ける際は、パソコンを安全に扱うための基本的な知識が必要です。また、グラボを取り付けるスロットや、電源の接続方法などを正しく理解しておくことが大切です。
パソコンのケースの開け方がわからない場合は型番やメーカ名で調べて検索してみましょう。
6. ドライバーのインストール
グラボを取り付けたら、適切なドライバーのインストールが必要です。NVIDIAやAMDの公式サイトから、自分のGPUに対応する最新のドライバーをダウンロードしてインストールしましょう。これにより、グラボが最大限に性能を発揮できるようになります。
7. パソコン性能のチェック
新たにグラボを取り付けて、パソコンが問題なく動作するか確認しましょう。ゲームをプレイするだけでなく、ベンチマークソフトを使用して性能を測定するという方法もあります。その結果をもとに、グラボの選択が適切だったか、あるいは更なるパーツのアップグレードが必要かを判断することができます。
8. 予算に合わせて選ぶ
最後に、予算を考えることも重要です。最新かつ高性能なグラボを選べば良いとは限りません。自分がプレイするゲームの要求スペックや、使用するソフトウェアに合わせて適切なグラボを選ぶことが大切です。価格比較サイトやユーザーレビューやグラフィックボードの性能の比較サイトを参考に、最もコスパの良い選択をしましょう。
まとめ
中古パソコンへのグラボの増設は、コストを抑えつつ高性能なゲーム環境を手に入れる方法と言えます。ただし、適切なパソコンとグラボの選び方、取り付け方法を理解していなければ、不適切なパーツを選んでしまう可能性もあるため、記事で紹介した点を踏まえた上で、じっくりと選ぶようにしましょう。
この記事が、中古パソコンにグラボを増設したいと考えている方の参考になれば幸いです。
以上、「中古パソコンにグラフィックボードは増設できる?増設のポイントを解説」の記事をお届けしました
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この記事を監修した人 | システムエンジニア
10年以上のFilemaker経験を持ち、生産管理システムの構築、保守、運用において、多数のプロジェクトを成功に導く。RPAツールの構築、保守、運用に関する実績も豊富で、業務の自動化によるコスト削減や効率化を多数実現。SEO対策の専門家として、ウェブサイトの最適化に関する深い知識と経験を持っている。