法人向けガイド

事務用パソコンに必要なスペック(メモリ・CPU)の目安は?用途別に解説
事務用PCのスペック選びで最もよく迷うのがメモリとCPUです。
結論から言うと、Word・Excel・メール・Web閲覧が中心の一般事務にはメモリ8GB・Core i5(第8世代以降)相当がひとつの目安です。
ただし、Zoom・Teamsなどのビデオ会議、ブラウザの多タブ利用、会計ソフトや複数アプリの同時使用が多いなら、メモリ16GBを標準にしたほうが失敗しにくくなります。
2026年4月更新読了約6分

この記事は中古パソコン販売歴10年のくじらやスタッフのタムラが、法人向け販売データ・実際の用途ヒアリングをもとに執筆・監修しています。
迷ったときの基準
・一般事務のみ → 8GB / Core i5 第8世代以降
・会議・会計・複数アプリ併用 → 16GB / Core i5 第10世代以降
・大量データ・分析・制作系 → 32GB / Core i7 以上
・共通条件 → SSD搭載、Windows 11対応

用途別スペック早見表
まずは用途と推奨スペックを一覧で確認してください。
用途・業務内容 メモリ CPU目安 ストレージ
Word・Excel・メール・Web閲覧(軽作業) 8GB Core i5 第8世代以降
Ryzen 5 3000番台以降
SSD 256GB〜
Zoom・Teams等ビデオ会議+一般事務 16GB Core i5 第10世代以降
Ryzen 5 4000番台以降
SSD 256GB〜
経理・会計ソフト+Excel多用 16GB Core i5 第10世代以降 SSD 256GB〜
大量データのExcel・複数ソフト同時起動 16〜32GB Core i7 第10世代以降 SSD 512GB〜
動画編集・CAD・グラフィック作業 32GB〜 Core i7以上・Ryzen 7以上 SSD 512GB〜
世代は目安です。AMD Ryzen・Intel Core の世代対応表は各メーカーサイトでご確認ください。

メモリの目安(8GB・16GB・32GBの違い)
事務PCのスペック選びで最も影響が大きいのがメモリ容量です。
8GB
一般的な事務作業には8GBで十分
Word・Excel(中規模まで)・Outlook・ChromeやEdgeでのWeb閲覧程度であれば8GBで快適に動作します。ブラウザのタブを10〜15枚程度開いても問題ありません。コスト重視・台数を多く揃えたい法人に最も選ばれているのが8GBです。
16GB
ビデオ会議・経理ソフト・複数アプリ同時起動は16GBが快適
Zoom・Teams・Webexなどのビデオ会議ツールは起動中に多くのメモリを消費します。会議中にExcelや会計ソフトを同時に開くケースが多い場合、8GBではメモリ不足でパソコンが重くなることがあります。現在のオフィス環境ではビデオ会議が標準化しているため、法人向けには16GBを推奨するケースが増えています。
32GB
大量データ・動画編集・CADには32GB以上
数万行を超えるExcelデータの処理、動画編集ソフト(Premiere Pro等)、CADソフトを使う場合は32GB以上が必要です。一般的な事務職には過剰スペックになりますが、設計・クリエイティブ・データ分析担当には必要な容量です。
メモリ選びのポイント:現時点で8GBで足りていても、OSやソフトウェアのアップデートで今後メモリ消費量は増加する傾向があります。長く使う予定なら最初から16GBを選ぶほうが後から困りにくいです。

CPUの目安(Core i3・i5・i7の違い)
CPUは世代と型番の組み合わせで性能が変わります。世代が古いと型番が上でも遅い場合があります。
軽作業向け
Core i3 / Ryzen 3
用途:Word・メール・Web
ビデオ会議:△(単独なら可)
複数ソフト同時:△(やや重い)
コスト:最も低い
事務用標準・推奨
Core i5 / Ryzen 5
用途:一般事務全般
ビデオ会議:◎(快適)
複数ソフト同時:
コスト:中程度(バランス最良)
ヘビー作業向け
Core i7 / Ryzen 7
用途:大量データ・動画・CAD
ビデオ会議:
複数ソフト同時:◎(余裕あり)
コスト:高め
「Core i5」でも世代が古いと遅い場合がある
CPUの性能は型番(i3・i5・i7)だけでなく世代が重要です。Core i5でも第5・6世代と第10・12世代では体感速度が大きく異なります。事務PC向けにはCore i5 第8世代(8xxxシリーズ)以降を選ぶのが安心の目安です。中古PCを選ぶ際は世代を必ず確認してください。
💡
Intel・AMD Ryzen どちらでも事務用途には問題ない
事務作業においてIntel CoreとAMD Ryzenの実用上の差はほとんどありません。対応するソフトウェアや社内システムの要件に従って選べば問題ありません。法人向けの安定性・サポート面ではIntelのシェアが高い傾向がありますが、Ryzenも十分に実績のある選択肢です。

ストレージ・その他スペックの選び方
メモリ・CPU以外で事務PCの快適さに影響するポイントです。
スペック項目 推奨・目安 補足
ストレージ種類 SSD必須(HDDは避ける) SSDはHDDに比べて起動・ソフト立ち上げが数倍速い。事務PCでHDDを選ぶ理由はほぼない
ストレージ容量 256GB〜(推奨512GB) クラウドストレージ利用が前提なら256GBで十分。ローカルに大量ファイルを保存する場合は512GB以上
ディスプレイ解像度 FHD(1920×1080)以上 HD(1366×768)は作業領域が狭く長時間作業には不向き。FHD以上を推奨
OS Windows 11対応確認必須 Windows 10の通常サポートは2025年10月14日に終了しています。TPM 2.0や対応CPUなど、Windows 11の要件を満たす機種か確認してください
ポート類 USB-A・HDMI・有線LAN確認 社内システムや外部モニター接続に必要なポートが揃っているか確認する
Windows 10のサポート終了時期については Microsoftの公式サイトでご確認ください。
「SSDかどうか」が最も体感速度に影響します。メモリやCPUのスペックが十分でも、HDDのPCは起動・ソフト立ち上げが遅く、業務効率を下げる原因になります。中古PCを選ぶ際もSSD搭載を最優先条件にしてください。

用途別おすすめスペック
業種・職種・作業内容に合わせた具体的なスペックの目安です。
一般事務・受付・データ入力
メモリ8GB・Core i5第8世代以降・SSD 256GB。WordやExcel(数千行程度)・メール・Web閲覧・PDF操作が中心の業務ならこのスペックで十分快適に動作します。コストを抑えたい台数調達にも向いています。
テレワーク・リモート会議が多い職種
メモリ16GB・Core i5第10世代以降・SSD 256GB。Zoom・Teamsを使いながらExcelや社内システムを同時に開く場面が多い場合、メモリ16GBが快適動作の基準になります。ビデオ会議中に重くなるという声があれば、メモリ不足が原因のことが多いです。
経理・財務・会計ソフト利用
メモリ16GB・Core i5第10世代以降・SSD 256GB〜512GB。弥生会計・freee・マネーフォワードなどの会計ソフトは、Excelと同時に立ち上げるとメモリを多く消費します。決算期など複数のファイルや画面を同時展開するケースも多く、16GBが推奨です。
営業・外回りノートPC
メモリ8〜16GB・Core i5・SSD 256GB・バッテリー8時間以上。外出先での利用が多い場合はバッテリー持続時間と重量が重要です。スペックよりも軽量・長時間駆動を優先する場合もあります。
設計・クリエイティブ・データ分析
メモリ32GB〜・Core i7第10世代以降・SSD 512GB〜。AutoCAD・Photoshop・Premiere Pro・大量データのExcel処理・Pythonでの分析作業などには、事務用PCのスペックでは不足します。用途に応じてCore i7以上・32GB以上を基準にしてください。

くじらや 法人向けサービス
スペック選定から一括調達まで、法人向け中古PCをまとめてご相談
「何台・どんな用途・予算はいくら」とお伝えいただければ、最適なスペック・台数構成をご提案します。キッティング対応もご相談ください。

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よくある質問
Q事務用パソコンに必要なメモリはどのくらいですか?
一般的な事務作業(Word・Excel・メール・Web閲覧)には8GBで十分です。ただし、Zoom・Teamsなどのビデオ会議を使いながら他のソフトも同時に開く場合や、会計ソフトとExcelを並行して使う場合は16GBが快適の目安になります。長く使う予定であれば最初から16GBを選ぶことをおすすめします。
Q事務用PCのCPUはCore i3・i5・i7どれがいいですか?
事務用途には Core i5(第8世代以降)が最もバランスが取れた選択肢です。Core i3は軽作業には使えますが、ビデオ会議や複数ソフトの同時起動では重さを感じる場合があります。Core i7は設計・動画編集など負荷の高い作業向けで、一般事務には過剰スペックになりやすいです。
Q事務用パソコンはSSDとHDDどちらがいいですか?
SSD一択です。SSDはHDDと比べてパソコンの起動やソフトの立ち上げが数倍速く、業務効率に直結します。現在販売されている法人向けPCはほぼSSD搭載ですが、中古PCを選ぶ際は必ずSSD搭載かどうかを確認してください。
QExcelとZoomを同時に使うなら何GBのメモリが必要ですか?
16GBを推奨します。Zoomはビデオ会議中に2〜4GB程度のメモリを使用することがあります。Excelや他のブラウザタブを同時に開くと、8GBではメモリ不足になりやすく動作が重くなる原因になります。
Q法人で事務用PCを多台数揃えるならどんなスペックを基準にすればいいですか?
一般事務職にはメモリ8〜16GB・Core i5(第8世代以降)・SSD 256GBを基準にするのが定番です。ビデオ会議が標準化している現在の職場環境では16GBを標準にする法人が増えています。用途・予算・台数を合わせてご相談いただければ最適な構成をご提案できます。
この記事はくじらやスタッフのタムラが執筆・監修しています。
最終更新:2026年4月 法人向けサービスの詳細は法人向けページよりお問い合わせください。